薬局M&Aの特徴
(気を付けること)
支援内容・薬局の成約実績を
確認しましょう。
近年、薬局領域のM&Aが注目を集めています。そのため、ここ数年で薬局のM&Aをサポートする仲介会社が非常に多くなってきました。
その中には、薬局専門のM&A仲介会社だけでなく、他業種を扱う会社、大手証券会社、メガバンク、M&Aブローカー、薬局領域に関する事業会社などがあります。
薬局業界の情勢や仕事の内容について理解している会社なのかが重要となり、これは譲渡の際の価格交渉にも大きく影響します。
実際、オーナー様や大手調剤薬局の幹部の方から新規参入した仲介会社にクレームを入れたという話もお聞きすることがあります。
経験不足からくる進め方の問題
① 薬局の成約実績が少なく、的外れなアドバイスを受けた。
② 薬局業界の情勢、仕事に関する内容を熟知しておらず、人脈も少ないので、売り手に不利な価格での譲渡となる。
③ 薬局のM&Aに関するリスクを把握していない。
④ そもそも、M&Aの知識もなく、譲渡完了後に買い手側から訴訟を受けた。
⑤ 決算書の用意を頼まれて送ったが、書類が少なかったためか連絡がつかなくなった。
⑥ 売り手側に発生する手数料はないと聞いていたが、買い手側の主張ばかり優先された。
⑦ 紹介された買い手側の企業が卑怯なやり口で、関係者に対して告知後に条件の変更を申し入れされ、訴訟にまで繋がった。
⑧ 買い手企業の希望価格が聞き出せないことから、無断で財務資料を共有され、内部情報が漏れてしまった。
知識不足の問題
① 情報公開の許可を出していないにもかかわらず、無断で情報を共有された。
② 希望条件に合わない取引を半ば強引に進められた。
③ M&Aを視野に入れているという情報を勝手に薬局内で喋られた。
④ 許可なくドクターに売却の話をされ、関係が悪化して処方箋を止められた。
⑤ スケジューリングせずに、突然買い手希望の担当者を連れてこられた。
⑥ リスクなどについての話が全くなく、信頼を置けない担当者だった。
⑦ 確かに手数料はなかったものの、価格などの条件が希望にそぐわない取引となった。
⑧ M&A仲介会社とは名ばかりで、買い手側の主張ばかりを優先された。
⑧ 譲渡後の従業員の待遇について事前に交渉を依頼していたにもかかわらず、買い手側にしっかり話が伝わってなく、元の待遇からかけ離れたものになり、従業員に恨まれてしまった。
弊社は、調剤薬局のM&Aで多数の成約実績をあげており、今では大手薬局チェーンの会社様ともお取引させて頂いています。
信頼・実績・ネットワークの3つの側面で、薬局専門のM&A仲介会社として業界を牽引する位置にまできました。
M&Aの業界では強引に取引を推し進めるブローカーが問題になっていますが、人材紹介・銀行証券系でも内部情報を流出させた取引を行っていることもあります。
弊社はそのような誠実さを欠いた取引は行っておらず、ご依頼に誠実に向き合っています。
弊社は、オーナー様の希望に応え、
その上で従業員やそのご家族、患者様の今後、処方元のドクターとの関係を崩すことなく、「本質的なM&A」を実現することをミッションに掲げています。
成長率だけを追い求めている仲介会社もありますが、強引に推し進めることにより売り手・買い手双方にとって不幸な結果となってなることもあります。
より良いM&Aを実現するには、柔軟な対応・的確なアドバイスが重要です。
また、弊社はM&Aが成立した後も、様々ご相談可能で、円滑な承継となるようにサポートしています。
こうした姿勢・取り組みを行ってきたからこそ、薬局M&Aの仲介会社として業界を牽引する立場になれたと思っています。
薬局M&A時の注意点
薬局M&Aでは下記の点についても気を付ける必要があります。
以下に示す事項は、あくまで必要最低限のもので、円滑な承継にはアドバイザーの経験値が必要です。
薬局についての知識、経験を持っているか、信用のおけるアドバイザーであるか、しっかり見極めたうえで相談しましょう。
ドクター関連
① 仕入れ先、薬価差益の拘束
② ドクターとの人間関係、ドクター後継者問題
③ 疑似リベートの有無
スタッフ、株主等
① 社保未加入
② 薬剤師の補充、信頼関係の真偽
③ 勤務期間、有給残の継続の有無(事業譲渡時)
④ 退職金未引当額、中退共の未納有無
⑤ ステークホルダーの反対(株主・役員・顧問税理士・家族)
資産関連
① 薬歴記載不足
② 期限切れ在庫
③ 機器類の交換、修理の必要性
④ 譲渡資産、営業権に係る消費税(事業譲渡時)
⑤ 簿価資産の償却不足
⑥ リース残の確認、リース承継時の連帯保証人解消不可
⑦ 事業譲渡の場合、賃貸借契約再契約時の仲介料
⑧ 敷金、保証金の償却
⑨ 金融機関等債権者の了承(事業譲渡時)
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